子供からの質問を意識したことがありますか?
そのなんの脈絡もない質問は、突然やってくるのです。
聞かれたとき、明らかにいつもと違う雰囲気が漂っています。
長男の時もあったと思うのですが、何を聞かれたか忘れてしまいました。
今回は娘の質問を覚えているうちに書こうと思ったのに、つい数時間前のことなのにやっとここまで思い出しました。
この系の質問は親を試しているようなもので、きちんと答えられれば子供の心にずっと残ります。
だって、私がそうでしたから…
しかし今回私は娘の質問にきちんと答えられませんでした。

娘からの質問
それはお風呂上りに髪の毛を乾かしてあげているとき、突然聞かれました。
それまで楽しく歌を歌ったりしていたのに・・・。
1つ目の質問

最初何を言っているのかわからなくて、3回位聞きなおしました。
それも『親になる。子供と一緒に成長しよう』という記事を書いた後です。
『お母さんに子供が生まれた時、どう思った?』と言いなおしてくれました。
『やっとうまれたー!って嬉しかったよ。』と答えました。
2つ目の質問

これには「こわくないよ」と答えました。
娘:なんで?
私:だって人は生まれたら死ぬものだもの。
娘:私は怖いな。
その後もいくつか質問はありましたが、彼女の求める答えは出せませんでした。
相手の求める答えを出すのは難しい…
算数の答えとは違い、単純に出すことのできない質問は世の中にはたくさんあります。
どれが正解かと言うと、質問者の希望した答えが正解なんです。
私には、娘の求める答えを見つけることができなかったのです。
私が子供の頃、母にした質問
母はすっかり忘れていましたが、私も子供の頃、質問をしたことがあります。
それも同じ質問を2回。
きっと私の中で大事なポイントだったんでしょう。
それはこんな話題。
クラスの子がね、『親が死ねって言ったら、お前は死ぬのか?』って言ってたんだよ。
私の中では衝撃的で「そうじゃない!」と強く思っていても自分では返す言葉が見つけられなかったのです。
最初に聞いたのは小学生の時
すぐに『先生が~お母さんが~』と言う人をからかって言う言葉。
私が言われたわけではないけれど、やっぱり気になってしまったんですよね。
その時母は
「”死ね”なんて絶対言わないから安心しな。
でも、もし本当に死ねって言ったら、その時は本当に死んだ方がいいときだよ」
と答えました。
そのときは、そうか、確かにそんなこと言わないよね。と納得しました。
2回目に聞いたのは中学生の時です
最初の頃より少し成長しました。
同じ質問を同じようにして、同じように返ってくるのを期待していました。
しかし、母は
『もう自分で判断できるでしょう?
死んだ方が良いと思えば死ねば良いし、生きた方が良ければ生きれば良いんだよ。』
と答えました。
いつまでも子供ではなく、ちゃんと母は私の成長を見ていてくれたんですね。
大人になってから母にそんなことがあったよと伝えてみたら
本人はすっかり忘れてました!
「あら、私、ちゃんとその時に合わせて答えてるわね♪」
と笑ってました。
まとめ
ある日突然子供から聞かれる特別な質問。
特に、親でもわからない「生と死」に関する質問はとても難しいですよね。
もし、同じような質問をされたら、あなたならどう答えますか?