「男の子は思春期になると壁に穴をあけるんだよー」
職場の先輩ママさんに、笑いながらさらっと言われた言葉。
当時、私は小学生の男女を育てる母でした。
「今はこんなに素直で可愛いわが子が、一体どんな反抗をしてくるの?」と思うと、これから訪れる思春期にちょっとドキドキしてしまいますよね。
そこで今回は、先輩ママの助言から生まれた「壁に穴をあけられる前提の(?)我が家の対策」と、実際に中高生になった子供たちとの「リアルな距離感」についてお話しします。
これから来る反抗期に備えて、心の準備をしておきたい!という時のヒントになれば嬉しいです♪
「男の子は壁に穴をあける」対策:やんちゃな兄妹に伝えた条件
「男の子は思春期になると壁に穴をあける」という先輩ママさんの言葉を聞いて、私が家に帰って真っ先に小学生の子どもたちに伝えたのはこの2点。
- うちはマンションなので、壊せる壁と壊せない壁があること。
- 壊せる壁に穴をあけると、お父さんの部屋と直通になること。
子どもたちが遊ぶ部屋は、3つある部屋の真ん中。
片方は寝室ですが、昼寝中に起こされるのは嫌なので、壊すならお父さんの部屋側推奨です。
お父さんは、「そしたらいつでも子供たちが見れるね!」と笑顔で返答。
これで子どもたちはきっと、「穴はあけられるけれど、穴をあけたらいつでも親に見られる」ということが理解できたはず!
中学生・高校生の思春期実録:子供たちを見て気づいた特徴

気づいたら子どもたちも中高生。
うちの子どもたちの思春期の特徴について、気づいたことを書き出してみました。
思春期モードには波がある?
実際に中学生(娘)・高校生(息子)になって気づいたのは、「思春期モードには波がある」ということ。
何日で起きるというのはわかりませんが、もしかしたら女性の生理周期のように、ホルモンバランスでイライラする時期があるのかもしれません。
男女で違う反抗パターンと、時期が被らない不思議
うちの子の基本的な反抗パターンは、
長女:口答えがメイン、さらに機嫌が悪い時は無視。
長男:イライラ・構ってほしくないを感じさせる荒っぽい行動、無視。
だけど不思議とどちらかの調子が悪い時は、もう一人は普通なんです。
客観的にそれを見ている感じに近いのかな?
思春期のわが子にどう向き合う?我が家の「方針」と「接し方」

女性が生理前は情緒不安定になるように、思春期はホルモンの影響もあるので仕方ない部分もあります。
だからと言って、なんでも許すわけにはいかないですよね。
壁に穴をあけるほどのエネルギーがある彼らですが、内面はとても繊細。
力で対抗するのではなく、心でどう向き合うか、我が家の『壁以外の』防衛策をご紹介します。
「愛しているけど傷つくよ」我が家で伝えている3つのこと
一瞬の気の迷いで、その後の自分の人生を壊すことだけはしてほしくないですよね。
我が家で伝えている内容は、この3点。
- 何をしても、どんなことを言っても、愛しているということ
- でもひどいことを言われたり、無視されたりしたら親も心が傷つくこと
- 警察のお世話になるようなことは絶対にダメということ
後は本人の考えに任せています。
無視や反抗にどう対応する?効果的だった2つの接し方
年頃の子どもたちがあまり親に干渉されたくないと思うのは、たぶん自分の時と同じはず。
我が家の対策としては、
- 伝えたいことがあるときは、話しかけて返事が普通に返ってきたときに、独り言のようにさらっと話す。
- 片方が反抗モードの時に、もう片方に思春期特有のイライラの原因について説明する。
どの距離感がちょうど良いのかは試行錯誤の日々ですが、このパターンで今のところうまくいってます。
まとめ:親は見守るだけ。辛い時は「信頼の証」とポジティブに
大人でも自分の心をコントロールするのってとても難しいですよね。
だけど、社会生活では心のままに行動することはできません。
子どもたちは、今、「自分なりの心の対処方法を見つける段階」なのだな、と見守るようにしています。
とはいっても、私も人間なので…。
本当につらい時は、
思春期に反抗できるのは、それだけ「何を言ってもこの人たちなら愛してくれる」という自信があるということ
という育児書で読んだポジティブな説を信じることにしています。
だって、そうでも思わないと、こっちの身が持ちませんから!

