年に一度の会社の健康診断の日がやってきました。
私の場合、通常の検診だとバリウム検査が基本セットになっています。
胃カメラは追加オプションで自己負担。
バリウム検査、口からの胃カメラ、鼻からの胃カメラの3種類の中で、どれが一番楽だと思いますか?
私は今年でその3種類をコンプリートしたので感想を書いてみました!
これから胃の検査どうしようかな~?と悩む人の参考になれば幸いです。
数回受けたバリウム検査の感想
一番最初の年から数年連続で受けたのはこのバリウム検査です。
2つの施設で受けたことがありますが、どちらも内容はほぼ同じ。
検査担当の人の熟練度には違いがあります。
上手い人はリラックスさせてくれるので検査される側も気が楽になります。
バリウム検査の辛いポイント
- 発泡剤を飲むとき
- ゲップを我慢しつつゴロゴロ向きを変える時
- 下剤を飲んだ後
バリウム検査でツライのはこの3点です。
発泡剤は空気が上がってくる時に喉を刺激するので吐きそうになるときがあります。空腹時とは言え、バリウムをすべて飲むのもかなり辛い!
また、台の上であっち向いて止まって、こっち向いて止まって、上に下に揺さぶられるのも結構苦しいです。
検査後、バリウムは早く体内から出さないといけないので、下剤を飲みます。が、下剤に慣れてないのでおなかの調子は1週間近く戻りません…。
バリウム便は流れにくいので、ティッシュを敷いてから排便しましょう♪
バリウム検査の良い点
- 発泡剤+バリウムをうまく呑み込めれば後は吐きそうになることはない。
- 胃カメラよりも準備時間が少なく、早く終わることが多い。
- 健康診断の基本セットに入っているので、追加料金がない。
早くて安いのは良いんですけどね…。
バリウムの味は施設によって違います。1か所でダメだったら施設を変えてみるのもポイント!
私がバリウム検査から胃カメラに変えた理由
それは自分の体にとって、とても不自然な感じがしたから。
バリウムと言う美味しくもないし栄養にもならないものを飲んで、レントゲンで放射線を使い、さらに下剤を使って無理に排泄させる。
初めての胃カメラデビューは口から!
去年は胃カメラに初挑戦しました。
その施設では「鼻からでも口からでも同じ太さのカメラを使う」ということでした。
鼻から入るカメラなら口からでも余裕じゃない?と思い、まずは口から入れる方で予約しました。
胃カメラ前の医師の診察では「胃カメラ初めてなんだね。〇〇君は上手いから大丈夫だよ。」と言われちょっと安心したのですが…。
口からの胃カメラ検査の流れ(施設により差があります)
まずは胃の中のガスを消すための薬を飲みます。リンゴのような香りの液体の薬でした。
その後は検査室に入り、喉にスプレータイプの麻酔をします。
普通、少し麻酔が効くまで時間を置くと思うのですが…麻酔が効いていないうちに検査始まりましたよ?!
カメラを抜く頃になって麻酔が効いて来たので最後にカメラが通る瞬間は少し楽でした。
口からの胃カメラのツラい点
思いっきりカメラが喉を通過するので、嘔吐が止まりません!
目から鼻から口からいろんな液体も…。
看護師さんが背中をさすってくれましたが、それでどうなるものでもありません。
担当した医師にもよるのかもしれませんが、健康診断のように数をこなす施設だと手荒になるのかも?
その後もう絶対口からの胃カメラはしないと固く心に誓いました!
口からの胃カメラの良かった点
検査中の10分程度がすごくつらかったけど、カメラを抜いてひと段落した後は比較的すっきり。
喉の麻酔が切れるまで1時間程度水も飲めないけれど、それ以外は痛みも腹痛もなく過ごせました。
今年は鼻からの胃カメラに挑戦!
去年がかなり辛かったので、今年は鼻からの胃カメラにしました。
調べてみると鼻からの方が楽だという意見が多いのですが、やってみるまでわかりませんからね!
鼻からの胃カメラ検査の流れ
胃の中のガスを消すための薬を飲みます。
これは口から検査の時と同じです。
両方の鼻の穴に、通りをよくするためのスプレータイプの薬を点鼻してもらいます。
この薬が喉に落ちてくるとむせるほどイガイガして辛かった。他の人はむせてなかったから私の喉が弱い可能性あり。
両方の鼻に、麻酔ゼリーを入れます。
鼻をすするように軽くすすってと言われたけれど、これも喉に落ちてくると苦くて嫌な感じです。
チューブを両方の鼻に通してカメラが入るか確認します。
まずはカメラより細いチューブ、次にカメラと同じ太さのチューブを入れて確認します。
このチューブが入らないと鼻からの胃カメラはあきらめないといけないそうですが、私はギリギリ通りました。
鼻にチューブを入れたまま検査室へ移動。
鼻から胃カメラを入れて検査します。
麻酔が効いているので鼻に圧迫感は感じますが痛くはありません。
1回だけ吐きそうになりましたが、それ以外はおなかに違和感を感じる程度で済みました。
鼻から胃カメラのツラい点
検査前の点鼻2種が一番ツライかも…。
特に最初の点鼻液は丸一日喉に違和感がありました。
検査後、麻酔が切れてくると鼻の奥の痛みがありましたが、これは数時間で治りました。
鼻から胃カメラの良かった点
嘔吐の回数が圧倒的に少ない!
上手い医師がやれば1回も嘔吐せずに終わらせることも可能だと思います。
今回の医師もスピード勝負なのか知りませんがかなり荒かったです。
鼻と喉の違和感は残りましたが、胃腸の調子は今まで通り変わらず。
次の日の旅行も普通に行けました♪
まとめ
一番楽な胃の検査を探して、今年で3通りの胃の検査を受け終わったことになります。
その中で、お金をかけたくない人、早く終わらせたい人はバリウム検査がおすすめです。
ただし下剤を飲んで出す必要があるので、おなかの不調が一番長引きます。
鼻の詰まってる人、どうしてもバリウムが嫌な人は、口から入れる胃カメラがおすすめ。
検査中の苦しさはMAXですが、検査終了後は何事もなかったかのように過ごせます。
鼻の通りの良い人、バリウムが嫌いな人、口から入れる胃カメラで辛かった人は鼻から入れる胃カメラがおすすめです。
一部の薬剤で喉の違和感が1日くらい残る場合があります。まぁ、おなかの不調よりは良いかな。
施設によって胃カメラの上手い下手があるのか気になるので、機会があればまた他の施設で検診を受けてみようと思います。
2019年10月追記
2回目の鼻からの胃カメラを受けました。去年の流れを踏まえて、点鼻のスプレーの薬と麻酔ゼリーを飲み込まないようにティッシュに吐き出したら喉の痛みもだいぶ楽になりました。