おそらく学生時代に授業で習い、何となく大人になった今、自分の子供たちが国語が苦手だと気づきながらも悩んでいました。
そんな時に出会った『はじめての論理国語 』という本がとても分かりやすく、大人でも勉強になったので紹介します♪
『はじめての論理国語』実際にやってみた感想とコツ
『はじめての論理国語』は出口汪さんが小学生向けに書いた論理の本です。
小1レベル~小6レベルまでありますが、学年に関係なく、低学年の物から順番にやっていくことで徐々にレベルアップできる内容になっています。
特にこのような本は国語が苦手なお子さんのために買う場合が多いと思います。
いきなり学年相応の物を買うよりも、低学年から順番に進む方が子供の理解力を上げるためにもおすすめです。
本の内容は、簡単な文の構造から始まり、短い文章題から要点を書かせたり、自分の考えを述べるまでが1通りの流れです。
また、感情を読み取る部分では、直接的な表現以外の感情表現についても学ぶ機会があり、つい自分の感情で問題を解いてしまいがちな子供にも説明しやすくなっています。
『はじめての論理国語小1レベル』を一通りやってみた感想
我が家では小学2年生と4年生の子がいますが、2人とも国語が苦手なのでまずは小1レベルを購入しました。
中の問題はとてもシンプルで、子供1人でも解くことはできます。うちの子はどんどん先に進めたい子なので、解説をしながらペース配分をするのに少し苦労しました。
色や記号を使って、主語や述語を区別しているけれど、その記号に慣れるまでは少し大変そうです。
『はじめての倫理国語』シリーズで国語の力を上げるコツ
この本は、問題集と厚みのある解説テキストから構成されています。
解説は問題集から取り外せるようになっており、隣で解説ページを開きながら子供と一緒に進めて行くのがおすすめです。
問題はシンプルなのですが、解説を読みながら保護者がフォローすることで、より広く深く理解できるようになっています。
共働き家庭では時間を捻出するのも大変ですが、小1レベルは文字数も少なく、やる気に波のある小学2年生の子でも解説をしながら1日3時間×2日で終わりましたので、そこまで負担には感じませんでした。
高学年レベルになるとどのくらい時間がかかるのかまだわかりませんが、スローペースでも最初の1回は一緒についてあげた方が良いと思います。
『はじめての論理国語』は作文が苦手な子にもおすすめ!
特に英語と違い、日本語は主語が抜けがちなので、うちの子も何が言いたいのかわからない文章を良く書いてきます。
日記を書いても、感想文を書いても、なぜか言いたいことが伝わらない。
それには文を構成するための必要な要素が入っていないだけなんですよね。
文の構造がわかれば、自然と文章に必要なものがわかってくるはずなのです。
それはもちろん、この本を1回やっただけでは難しいことですが、文の構造を何度も繰り返し、理解していくためにも良い本だと思います。
まとめ
子供の国語力を育ててあげたいなら、基本である文の構造から学んでいくのがおすすめです。
低学年から取り組めてわかりやすいのが、出口汪さんの『はじめての論理国語 』シリーズ。
一緒に付きそう時間と手間はかかりますが、大人が読んでもとても勉強になります。
国語力は家庭の会話にも表れてしまうもの。
子供と一緒に国語についてもう一度学んでみませんか?
国語の文章題を感覚で読むのではなく、論理的に理解して欲しい場合にもおすすめですよ。
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